てけとーぶろぐ。

ソフトウェアの開発と、お絵かきと、雑記と。

ChromebookでSDカードにUbuntuをインストールする

気がついたら自分のChromebookはほとんどUbuntu専用に。
リモートデスクトップも結局使わなくなり
たまにブラウザだけでいいやってときにChromeOSだけで使う。

まぁハードの利点は活かせているので問題ない。

…でしばらく使っていたのだけど、近頃HDDの容量が足りなくなってきてしまった。
そらそうだ。もともとChromeOS用のマシンだものなぁ。

手軽な解決方法としてはSDカードを挿してそこにUbuntu環境を移してしまうことだ。

以下の記事を参考に行った。

Installation of Ubuntu on a SD/USB device

丁寧に1から書いてくれているが、一度croutonでUbuntuをインストールする際にデベロッパーモードにしてある人にとってはやることは少ない。

以下手順。

SDカードを用意。容量も大事だが読み書きの速度も重要。
財布と相談しつつ以下を選んだ。

SDカードをEXT3またはEXT4でフォーマットする。
自分は Partition Master Free を使用してEXT3でフォーマットした。パーティションラベルは「SD」とした。

2016/10/30追記:
あらためてためしてみると「Partition Master Free」でEXT3にフォーマットしたSDカードがChromebookで認識されなかった。Linuxマシンでgpartedを使ってEXT4でフォーマットすると認識された。

2016/10/30追記:
インストール中に放っておいてスリープに入るとSDカードがアンマウントされてしまうらしい(未確認)のでKeep Awake - Chrome ウェブストアをインストールしてスリープしないようにしてインストールに望む。

ChromebookにSDカードを挿入。
デベロッパーモードで起動して、ログイン。
Chromehttps://goo.gl/fd3zc にアクセスし、croutonスクリプトファイルをDownloadディレクトリに保存。
terminalからshellを起動。
以下のコマンドでダウンロードおよびインストール開始。

$ cd media
$ cd removable
$ cd SD
$ sudo sh ~/Downloads/crouton -r trusty -t xfce -p /media/removable/SD

インストール後の実行は

$ sudo sh media/removable/SD/bin/startunity

以上。

自分のChromebookはSDカードが奥まで入らないタイプなので刺したまま持ち歩きづらいのが難点…。
ここまで見越してChromebookの中から機種選べてたら最高だったなぁ。
それでも元はとれている感じだけど。

ChromebookでWindowsをリモートデスクトップ経由で使う(2)

1ヶ月程使い込んでの前回の続き。

Chromeリモートデスクトップ」には早々に問題が見つかってしまった。
アンダースコアのキーがきかないのだ。
Chrome RDP」も試してみたが同じ症状。

英語キーボードのモデルであればおそらく問題はなかったのだろうが
それもそれで不慣れなキー配列を強いられることになる。

ということでcroutonを使ってUbuntuをインストールすることに。
インストールには以下の記事を参考にした。

chromebookにcroutonでubuntuをいれる
Chromebookでxfceデスクトップ環境構築!DropboxをchromeOSで使う! | ひものぶろぐ

このUbuntuの上でリモートデスクトップをしてしまえばどうだろうか。

xfreerdpやRemminaといったリモートデスクトップクライアントを使うと良さそう。
しかしapt-getでインストールして試したが英語キーボードとして認識されてしまう。

新しいバージョンのxfreerdpやRemminaならば大丈夫らしいとの情報を入手し以下の手順にしたがってインストール。

Compile on Ubuntu 14.04 and 14.10 · FreeRDP/Remmina Wiki · GitHub

終わったところで、xfreerdpは問題なく使えた。
コマンドの最後に接続先を持ってこないとエラーになるので注意。

一方Remminaは起動するといくつかのライブラリが無いと言われる。
LD_LIBRARY_PATHにライブラリのありかをセットして起動すれば大丈夫だった。

LD_LIBRARY_PATH=/home/kurima/remmina_devel/FreeRDP/libfreerdp:/home/kurima/remmina_devel/FreeRDP/client/common:/home/kurima/remmina_devel/FreeRDP/winpr/libwinpr remmina 

上記コマンドの「kurima」の部分はユーザー名で変わります。

リモートデスクトップしたいだけであればこれで完了。
せっかくなのでUbuntuも使いたいということでUbuntuの日本語化。

taijuのブログ: hp chromebook 11にcroutonでUbuntu導入&日本語入力環境構築

これを先に済ませておけばxfreerdpやRemminaはapt-getでインストールしたものでも大丈夫だったのかも。

こうしてしまうともうubuntuでできることはなんでもあり。
ChromebookというかUbuntubookというか。

友人には
「何か起こるとは思っていましたが早かったですね。」
と言われる始末。

まぁ、一手間かかったけど、一旦安定かなぁ。
バッテリーの持ちも表記通りでいい感じ。

ChromebookでWindowsをリモートデスクトップ経由で使う

Chromebookは機種にもよるけど

  • 軽量
  • 起動が早い
  • バッテリー長持ち
  • 低価格

といいことずくめ。

例えばこれとか。

実際に触ってみるとWebブラウジングを中心とするChromeOSでできること
を行うには非常に心地よい作りになっている。
キーボードに「検索」「戻る」「進む」「リロード」といったキーがあって楽ちん。
タッチパッドもスイスイ。

難点はOSがChromeOSなためにできることが限られること。
それで十分じゃないかとも思うのだけど
やはりできないこともやりたくなってしまうわけで…。

いくつか選択肢はある。

自分は「リモートデスクトップを使う」を試した。
単に「Chromeリモートデスクトップ」を使うだけ。
これで軽量Windowsノートの出来上がり。

少し調べる羽目になった点としてはキーボード。
上にも書いたようにChromebookのキーボードは
いわゆるWindows PCのキーボードとはキー構成が違う。

自分が気になったのは

  • Windowsキーがない
  • ファンクションキー(F1, F2…)がない

と言った点。

結論から言うとどちらも解決できた。

  • Windowsキーは検索キー(虫めがねマークのキー)で代用できる。
  • ファンクションキーは設定変更でファンクションキーの位置にある「戻る」「進む」「リロード」といったキーで代用できるようになる。

ファンクションキーを使うための設定は以下の通り

  1. アカウント画像が表示されているステータス領域をクリック。
  2. [設定] をクリック。
  3. 設定項目を検索と出ている欄に「キーボード」と入力。[デバイス] セクションの [キーボードの設定]が表示される。
  4. [キーボードの設定] をクリック。[キーボードの設定]が表示される。
  5. [キーボードの最上段のキーをファンクションキーとして使用する]にチェックを入れる。

参照:
キーボードの機能を使用する - Chromebook ヘルプ

Raspberry Piで学ぶ電子工作

ファミコン自作の話から Raspberry Pi に興味を持ち
適当な本はないかと本屋で漁る。

ちなみに自分は電子工作に関してはずぶの素人。
なのだけど、応用がきくように仕組みから理解したい。
単に「この通り組みましょう。はいできましたね。」では困る。

で見つけた一冊。

丁寧な解説で電子工作初心者でも問題なく始められます。

そして、この価格で、盛りだくさんの内容。
出来上がるものも「キャタピラ式模型をタブレット型端末から制御する」
など素人が夢見るところまで行きます。

サポートページに動画があります。

Raspberry Piで学ぶ電子工作 超小型コンピュータで電子回路を制御する サポートページ|ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部

…なのですが、自分自身は、ひと通り読んだところで
気にしなくてもいい電子回路の詳細が気になりはじめ
そちらを学びたいような気になり
Raspberry Piへの興味はやや薄れ…。

ファミコン自作

もう家にはないのだけど、たまにファミコンが欲しくなる。

あれの素晴らしさは、思った時にすぐ遊べることだ。
カセットさして、パチンとスイッチ入れればもう遊べる。

ゲームならPCでもできるのだが
起動を待ったり、キーボード叩いたりするのはやや興ざめだ。

ただファミコンにも難点はある。カセットが場所をとること。
ずらっと並んだカセットを見て「どれにしようかな~」みたいなのが
いいところでもあるのだけど。

そんなわけで
自分が欲しいゲーム機の要件は以下の通り

  • すぐ遊べること
  • 操作がゲームパッドで完結すること
  • 場所をとらないこと

これは結構前から考えていて、たまに探していたりしたのだけど
ここにきてようやっと近いものが見つかった。

「recalbox」や「RetroPie」だ。

Recalbox - the micro retro gaming console

RetroPie - Retro-gaming on the Raspberry Pi

Raspberry Pi用のエミュレーター専用OSとでも言おうか。

動画をみた感じ、どちらも起動からゲームまでLinuxを意識させない
まるでゲーム機なつくりで素晴らしい。
ただ起動は30秒くらいかかっているなぁ。

もうちょっとマシンパワーがあればいいのかな。
PC用でこんなんはないのかな、と探してみたが
見つからず…。

しかしソフトでは近いコンセプトのものを見つけた。「RetroArch」だ。

Libretro – A crossplatform application API, powering the crossplatform gaming platform RetroArch

近頃 Windows 8 の起動はかなり速いし、Windows 10 でもっとかもしれないしなので
Windows + RetroArchをスタートアップ でもいいのかもしれない。
見た目つぎはぎになりそうなのが残念だけど…。

あるいは軽い何らかのLinuxと組合せか。これだと見た目いじれるんだろうか。
いやいや、それをRaspberry Pi用にそれをやったのが「recalbox」や「RetroPie」なのでは…。

2016/11/27追記:
「Lakka」というものがより良さげだったので試してみました。
LakkaをRaspberry Piにインストールする - てけとーぶろぐ。

筋トレタイマー(仮)(6)

地道に更新。

手放しボイスタイマー - Google Play の Android アプリ

アイコンもちょこっと更新。

f:id:kurimayoshida:20150526234619p:plain

公共の場では音声入力したくない時もあるなと感じたので
キーボードでの入力にも対応させる予定。

ささっと使えるカウントダウンタイマーにしたい。

関数型プログラミング

以前から関数型プログラミングには興味があって
雑誌の紹介記事なんかには少し目を通したりしていたのだけど
大体が算数の問題みたいなのを短いコードで書いて終わりな記事で
どうやってアプリ作れるのかが分からずじまいだった。

それで巷で噂の書籍を読んでみた。

この本に限らず最近の何でも萌え絵載せときゃ売れるでしょ
みたいなのは正直やめて欲しい…。
内容が薄いんじゃないかと疑ってしまう。

ラノベパートは読み飛ばして技術的なところだけ読んだ。

なるほど、こんな感じでアプリが作れるのか。
ちょっと実感がわいた。

そして、関数型プログラミング、こりゃ当たり前のものになっていくな。
(もうなっているのかもだけど)
パラダイムシフトが起きるわ。
と感じさせられた。

萌えノリが嫌いな人には冗長だけど
きっかけや気付きをくれる一冊だと思いました。