前回まででPythonで株価アラートプログラムをつくりました。
これを実際に使うとなると、どこかでこのプログラムを動かし続ける必要があります。
そのためには何を使うのがいいでしょうか?
この記事は「Raspberry Pi + Pythonでビットコイン自動取引」へとつなげる、そこで使う要素技術を身につけるための記事という位置づけです。
そして「Raspberry Pi + Pythonでビットコイン自動取引」では
- 高実現性
- 低コスト
をコンセプトにしたいと考えています。
プログラムを動かし続けるというとすぐに浮かぶのはクラウドサービスかと思います。
WindowsやLinuxの仮想サーバーであれば手元のPCと同じ感覚で使えます。
しかし基本的に有償、従量課金となっています。料金体系の理解、理解した上での利用が必要となります。動かし続けるとなるとサーバーのスペックを絞っても月1500円程度はかかるでしょう。
プログラムを動かすというとPaaSという選択肢もありますが、こちらも動かし続けるとなると有償というものが多く、またストレージへの書き込みに制限があったりとそのプラットフォームに合わせた工夫が別途必要になってきます。
考えてみれば外部サービスは、提供側はそれで儲けようとしているわけですから、それなりに費用はかかりますよね。
そこで内部に目を向けます。
実現性という意味では既に手元のPCでプログラムを動かしているわけで、自分のPCが一番です。
手元のPCを動かし続ければ…?いわゆる自宅サーバーですね。
この場合のネックは電気代です。あと、普段使うPCでとはいかないでしょうからPC代もでしょうか。
電気代は例えばノートPCだとつけっぱなしにすると月1800円とかかかってきますね。
参考:
パソコンの電気代はどれくらい?節約するにはどうしたら良いの?
普通のPCと同じ感じで使えて、安価で、消費電力が少ないPCはないでしょうか…?
あぁ、ありますね、「Raspberry Pi」。
Raspberry Pi であれば数千円で買えて、消費電力もノートPCの1/10とか。
「Raspberry Pi + Pythonでビットコイン自動取引」の片方のキーワードが出てきました。
ということで自宅でRaspberry Piを使って株価アラートプログラムを動かします。
次回は具体的にRaspberry Piとその他必要なものを選び、セットアップ、プログラムの実行まで行います。