てけとーぶろぐ。

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install.wim や install*.swm から HDD を復元する

Windows 8 のノートPCを購入時の状態に戻したくなった。

HDDの領域を目一杯使いたかったのでHDD内の回復パーティションは削除している。

でも大丈夫。購入直後に復元ディスク(DVD4枚組)をつくっているから。

…て、あれ、復元ディスクからブート出来ない…。

この状態から復元を試みる。

*.SWM ファイルの収集

復元ディスク1枚めの sources フォルダ内や 2枚目以降のドライブ直下にある
Install*.SWM(*には連番の数字) というファイルをコピーして適当なフォルダに格納する。

Install*.SWM を install.wim へとマージする

以下等から Windows ADK をダウンロード、インストールする。

Windows ADK のダウンロード - Windows ハードウェア デベロッパー センター

インストールするのは Deployment Tools のみでOK。

スタートメニューにできた「展開およびイメージング ツール環境」を管理者として実行。
表示されたコマンドプロンプトで以下を実行。

DISM /Export-Image /sourceimagefile:install.swm /SWMFile:install*.swm /Sourceindex:1 /DestinationImageFile:install.wim

※「install.swm」「install*.swm」は先程収集した*.SWM ファイル

install.wim ができるので、USBメモリーにしまう。
install.wim は場合によっては1Gを超える大きさでNTFSフォーマットでないと入らないので注意。

実は*.SWMのままでも大丈夫なのかもしれないけれど試していません…。

USB回復ドライブ の作成

以下を参考に install.wim が入ったのとはべつにUSB回復ドライブを作成する。

USB 回復ドライブを作成する - Windows ヘルプ

イメージの適用

USB回復ドライブで起動する。

ここでさらに、install.wim の入ったUSBメモリーも接続する。

トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト
コマンドプロンプトを起動。

install.wim の入ったUSBメモリーのドライブを確認。

HDDをクリーンしてパーティションを切り直す。

select disk 0
clean
create partition primary
format quick fs=ntfs label="Windows"
assign letter="C"
exit

参考:DISM を使ったイメージの適用

以下のコマンドで「install.wim」を適用する。

Dism /apply-image /imagefile:G:\install.wim /index:1 /ApplyDir:C:\

※「G:\install.wim」は「install.wim」のパスに合わせて変えること。

これをしただけだとHDDからの起動に失敗するので
再度USB回復ドライブで起動し
トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」
を行うと無事起動できるようになる。